2015-01-01から1年間の記事一覧

暑い夏と熱い夏

いろいろ書きたいことはあるのだけれど、最近はどうしても時事ネタにいってしまうのである。そればかりじゃつまらないけれど、やっぱり今は書いておかないといけないような気がするのだよなぁ。 で、安保法制がスルリと衆議院を通った。あとはアリバイ作りを…

歴史を学習しない人々

寝てばかりいたので、腰が痛くなってしまった。あやうく今度は、腰に手をあてて歩くはめになるところだった。 というわけで何とか復活した。まだ微々熱はあるが、リハビリが大変になる前に社会復帰を果たさなくてはならない。 臥せっている間に、いよいよ安…

夏風邪の奇襲

悪夢である。いや、じっさい悪い夢を見たわけではない。風邪で寝込んでしまったのだ。 一昨日の朝、異様にくしゃみを連発し少し熱っぽくかったので、風邪ぐすりを飲んだ。ところがくすりの効果などあざ笑うかのように、午後になって身体の節々がだるくなって…

似て非なる物のおもしろさ

じつは前回のワールドカップまで、女子サッカーに興味がなかった。男子にくらべれば稚拙で迫力もない(だろう)からべつにいいや、と思っていた。 このあたりの方言でいえば、「めと」にしていた(見下す)。いや、そういうわけではない。ただ、女子のスポー…

熱い夏の行方

自民党が選んだ憲法学者が、集団的自衛権などの安全保障関連法案に対して「違憲」をつきつけてからは、明らかに世論が変わった。 長谷部教授の大手柄である。彼を選んだ自民党の船田元はすばらしい。さすがである。 もともと彼は党内でもリベラルだったはず…

去りゆく友の感覚

訃報がつづき、少しへこむ。 Yさんは、僕がサラリーマンをしていた印刷会社の先輩だった。同じ職場でしばらくいっしょに仕事をした。 頭のいい人で仕事の手際もよく、適度にハメを外す術も心得ていた。ぼんやりしていて要領の悪い僕を、よくフォローしてくれ…

町内会長の報酬

町内会(自治会)の悩みのひとつに、会長のなり手がいない、ということがある。全国的にみてもおそらく、それが一番の悩みかもしれない。 どうしてなのか? 理由はいくつかある。 たとえば、あつかう仕事が多品種少量でありめんどうである。ある種のクレーム…

治療の日々

自転車事故(自ら転倒)から10日あまり。縫った左目の下は抜糸も終わり、テーピングだけになった。 地球に打ちつけて擦りむいたほおも、ようやく皮膚が再生された。しかし、ピンク色をした弱々しいできたての皮膚なので、外に出るときはしばらくガーゼなどで…

誕生日の周辺

豊田喜一郎、ジャック・イヴ・クストー、沢口靖子、チェ・ジウ、バーナード・パーディ、新垣結衣……。 と、一貫性もなく名前を並べても、何のことかわかりませんね。 じつはこの人たち、今日(6月11日)が誕生日なのである。 ちなみに昨日、6月10日生まれはと…

厄年の厄災

母なる地球、とはいうが、そんな万物の母がいつもやさしいとは限らない。たとえば、キスなどしようものならとんだしっぺ返しを食う。 昨日は、中年自転車隊の例会だった。いつものメンバーで、「キャニオンロード」という山間の自転車道をのんびり走っていた…

体力強化作戦と落とし穴

雪がない時期にときどき山歩きをしているが、近年はトシとともに体力低下が著しく、しばらく山から遠ざかるとそのうち駅舎の階段でさえ息切れするのではないか、と強迫観念にかられていた。 これではいかん、まずは心肺機能だ、とわりと固い決意のもと去年か…

次の曲がり角を曲がると…

おおげさにいえば、今日本は大きな曲がり角にきているのである。 その「大きな曲がり角」だが、ここ最近アベの世の中になってから、何回も大きなコーナーを回ってきたように思う。 ぐるぐる回って振り出しにもどる、ってことにでもなればそれはそれでけっこ…

大台ヶ原の森

奈良県の大台ヶ原へ行ってきた。そこには、「森」があった。とりあえず写真をお届けします。 (photo:6枚目まで東大台。以下、西大台の立入規制地区にて)

名師出高徒

日本語を学ぶ、ある中国人女子との会話。 「となりとよことそばは、どうちがうのですか?」 「まあ、似たようなものだよ。あまりこだわらなくていいよ」 「じゃあ、中国は日本のよこですか?」 「いや、となりだ」 「となりは韓国ですよ」 「そうか。じゃあ…

国益は近所付き合いから

近所のアパートに、中国人の企業実習生たちが住んでいる。彼らはファミリータイプの1部屋(世帯)に、複数人で生活している。 事情を知らない日本人は、彼らが部屋代を多少なりとも浮かすためにあえて同居している、と思っているようだ。 もちろん、安い賃金…

来し方行く末

狂信的な人々が国を支配すると、かくも恐ろしいことになるのか、というのが最近の我が国である。 ここまで卑屈にアメリカにサービスするのかと、もはや驚き以外にない。アベはこっぴどくアメリカに恫喝され、見返りにおいしいエサをあたえられたにちがいない…

情報の操作と砂漠化

日本のマスコミは、国外のニュースをあまり伝えない。アメリカのどうでもいいようなニュースは伝えてくるが、そこはやはり属国としての面目躍如である。 たとえば、IS(Islamic State)はあいかわらず蛮行をはたらいているが、日本人が関係しないとまったく…

検査員の隠された使命

我が家では、洗濯機専用にガス小型給湯器を一台使っている。某リンナイというメーカーの製品である。 ところが、ずいぶん前から温度設定ダイヤルが硬化して、回らなくなっていた。ほとんど洗濯用の給湯に利用するだけなので、さして不都合はなくそのままにし…

ネパールが心配だ

ネパールへ初めて行ったのは、もう30年以上前のことである。 日本の地方空港より粗末なカトマンズの国際空港から一歩外に出ると、あっという間に大勢の物乞いに囲まれた。 衣服と呼べないような汚れた物をまとった彼らの、垢と埃にまみれたたくさんの手に包…

あれはセクハラか?

アソーという財務大臣が、また問題発言をしたらしいが、あの人物の下品さは格別である。 あのような問題外の男はどうしようもないが、議員のセクハラ、パワハラが後を絶たない昨今である。 彼らの品行下劣指数はとくべつ高いのかもしれないが、一般的に男は…

幸せの基準

以前アパートの一室を借りてデザイン事務所をやっていたころ、昼間、けっこう頻繁に見知らぬ人が訪ねてきた。 そのほとんどが新聞購読の勧誘だったり何かの販促だったのだが、ときどき不用意にドアを開けると、「あなたは今しあわせですか」「神を信じますか…

「選挙」というシステム

いささか旧聞になってしまったが、先の統一地方選挙にはいろいろ考えさせられた。 何より投票率の低さである。最近のあちこちの選挙の傾向をみても、おおむね投票率は右肩下がりである。投票に行かない、という選択はどうしてだろうか。 誰に入れても世の中…

やっちまったこと

失ったものを列挙するーー。 積み上げてきた時間、かかったコスト、信用、報酬……。 買ったものを上げてみるーー。 怒り、恨み、不信……。 およそ1年かけて、先月ようやく納品した本にミスがあった。 1文字ーー。 たった1文字だ。とはいうものの、それが人名だ…

クリント・イーストウッドからの「メッセージ」

さいとう・たかをが産み出したダークなヒーロー、ゴルゴ13を彷彿とさせる。 漫画の世界だけかと思っていたら、現実にカリスマ的なスナイパーが存在したとは、知らなかった。 もちろん、ゴルゴ13のような超人的な狙撃手ではなく、あくまで常識的な範囲内での…

頑固な人々

亡くなった父方の祖母は、ときにはバカがつくほどの正直者で、およそ人を疑うということを知らない人だった。 4月1日には、遊び心のある娘婿(僕の叔父)から電話がかかってきて、よくだまされていた。 冗談を冗談として理解できず、かえってこっちがあわて…

自主規制と慢性疾患

昭和天皇が亡くなったときを思い出す。 確か年が明けて間もないころだったーー。 テレビのチャンネルはどこを回しても、天皇の追悼番組一色だった。NHKも民放も、どこも似たり寄ったりの内容を一日中繰りかえし放送していた。 マスコミは見事なまでに横並び…

現実逃避の温泉宿

なんだか疲れたので温泉宿に行った。 行き先は、美濃地方のとある城下町。クルマで通ったことはあるが、滞在したことはない。 多少距離があって日常から離れるほうが、精神の休養には効果的である。町内会長という役目のせいか、我が町から離れると気持ちの…

東京まで2時間28分だって

招待状を見てしばらく迷った。およそ「式典」というものが好きではないし、そもそも退屈である。 それでも「出席」に丸をつけて返信はがきを出した。 一生に一度あるかないかのイベント。タイミングよく町内会長だったことも僥倖だろう、と前向きに考えたの…

忠告に来た女

あのがっしりした体格のせいでもなかろうが、アンゲラ・メルケルの堂々とした佇まいにくらべると、我がアベシンゾーの薄っぺらさはいかにも見劣りがする。 さすが彼女は、「EU」の一筋縄でいかない国々を引っ張るリーダーである。 へたをすれば内政干渉にも…

暗黒面の広がり

長年の経験値がものをいうというか、応用力がつくというか、とにかくまずい状況になる前に回避する術を身に付けるものである。 ところが、回避できないこともたまにはある。つまり、「犬を食わぬ何とか」のことである。平たくいえば、夫婦げんか。 男と女を…