2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

突然の別れ

そういえば、この前予兆らしきものがあった。あのときすばやく手を打っておけば、あるいは、手遅れにならずにすんだのに。と、後悔した。 ーーパソコンの話しである。先日、商売道具のMacG5が壊れてしまった。 あれが前触れだったのか……と思いあたることはあ…

イラつく日々

テレビを見るとイラっとすることが多いのでニュースぐらいしか見ないけれど、そのニュースでもときどきイラっとするので注意が必要である。 たとえば、今月から消費税が8%になった。街頭インタビューで国民は賛否を述べる。 もちろんいろいろな意見があって…

カトマンズで沈殿

旅の話しや観た映画の話し、読んだ本の話しを延々とされることほど、迷惑で退屈なものはない。それは、自慢話しの類になるからかもしれない。 闘病の話しや政治家の演説、上司の説教もそうである。もちろん共感できれば、それは極上のコミュニケーションには…

疎の国から過の町へ

「ブータンはどうですか?」と、何人ものブータン人から質問された。 しばらくは、人が親切、食べ物がうまい、自然が残っている、美人は多いが犬も多い、などということを答えていた。 しかしそのうち、いろいろなブータン人がどうしてそんなことを外国人に…

タクツァン僧院へ登山

ここ数日忙しい日がつづいたので、またブランクをつくってしまった。 ブログをふり返ると、ブータンの名所旧跡についてまったく紹介していない、ということに気づいた。 じつは、あまりガツガツ観光地めぐりをするほうではない。そういう志向からして、すで…

犬におびえるパロの夜

江戸幕府の将軍、徳川綱吉のような為政者がいるのだろうかと思うくらい、どこへ行っても犬だらけである。半端なく多い。 人口ならぬ「犬口」はいったどれくらいなのかと、これはこれで少し興味をそそる。――まあ、それは置いとこう。 連中は、昼間はたいがい…

「ゴ」と「キラ」に思う

ブータン人は日常的に、男性は「ゴ」、女性は「キラ」という民族衣装を着ている。日本の着物に似たアレである。 強制ではないらしいが、用事向きや訪問先によっては民族衣装の着用がドレスコードとなっているらしく、結局は身に付けることが多いようである。…

ユニークなブータンシステム

九州の人口は、だいたい1,400万人である。沖縄や島々を除いた九州本島だけなら、1,200万人ぐらいだろうか。 ブータンは、その九州本島と同じ面積の国土に75万人(2014年推定)ぐらいの人々が住んでいる。ちょうど高知県の人口と同じである。 一昨年来日した…

「幸福の国」で幸福を手に入れた男

ブータンのその彼から一通のメールが届いたのは、確か年明け早々だった。 久しぶりの近況報告かと思っていたら、「新しい家で新しい家族と過ごしている」というような内容だった。そして、大きな集合住宅らしき建物と、部屋の写真が添付されていた。 新しい…