イラつく日々

 テレビを見るとイラっとすることが多いのでニュースぐらいしか見ないけれど、そのニュースでもときどきイラっとするので注意が必要である。
 たとえば、今月から消費税が8%になった。街頭インタビューで国民は賛否を述べる。
 もちろんいろいろな意見があって当然だが、国の借金が膨大なのでしかたがない、という理由でいいんじゃないか、という意見。あるいは、福祉目的ならOKだよ、という方々。
 これにイラっ。やけに物わかりがいいじゃないか。あんたは財務省の職員か、悠々自適富裕層かい。
 たとえば、集団的自衛権を認めるか、という議論。
 あたりまえじゃないか、ともだちがケンカするときに助けないでどうする。
 これにイラっ。武力を行使するケンカはよくない、と小学校でおそわっただろ。暴力を回避するのが本筋じゃないのかい。
 たとえば、原発再稼働の問題。
 資源のない日本のことを考えると、原発はやはり必要だろう。原発をやめると電気料金が高くなって困る。自然エネルギーが採算ベースにのるまで、まだ時間がかかるじゃないか。原発やめたら仕事がなくなるし。お金が降ってこなくなるべよ。
 イラっーー。
 たとえば、中国が攻めてくる、という被害妄想。
 尖閣は日本のものだ。よるな、あっちいけ。けしからん。
 中国が力をつけている。気に食わないし、なんだか不気味だし、ほんとうは嫌いである、というところのナショナリズム
 そんな陽動的なナショナリズムにイラっ。
 米軍に支配されている日本を、中国が攻めてくるわけがない。だいたい中国は国内問題で手一杯である。腐敗で共産党一党支配がゆらいでいるんだから。
 ーーテレビやマスコミのいうことを鵜呑みにしていたら、我々はとんでもないところに連れていかれるわ。(-.-#)
(photo:桜散る。卯辰山にて)