2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

雑草の季節

季節は春である。庭のあちこちから「ツクシ」が顔を出してきた。かわいい顔をしているが、これが長じて「スギナ」になるとは、子どものころは信じられなかった。 変身して正義の味方になるのならいいが、おもしろみないあのスギナというやつは無愛想で、しか…

お客様は「人間」

コンビニで買い物をする。店員にお金を払って、ときにはおつりをもらうときがある。 店員は僕の手のひらにおつりを握らせるときに、もう一方の手を僕の手の下5cmくらいの位置に、手の平を上にしてすっとあてがうのである。 おそらくそれは、おつりの小銭など…

トシとともに憂いあり

バイキングランチにカレーライスがあったので、うれしそうによそってきた。小ぶりのカレー皿が用意されていたので、思わず手が出たのである。 席にもどってさっそくパクついた。ところが、一度皿を左手で持ちあげたときに、手がすべって皿を落としてしまった…

言語異国体験

先日珍しく仕事で富山県へ行き、とある私鉄電車に乗るために、ある駅の待合でぼんやり時間をやり過ごしていた。 先客のじいさんがひとり所在なげにすわっていたのだが、しばらくすると連れ(あるいは顔見知り)と思われるばあさん4人が入ってきた。 するとじ…

WBCの疑問

プロボクシングの世界チャンピオンは、階級によっては4人存在するらしい。世界的な機構が4団体あるからそうなるのである。 たとえば老舗のほうに入るが、世界ボクシング評議会という団体がある。「WBC」と略称される組織だ。おそらく、ボクシングに興味があ…

失った “分身” にまつわること

去年の秋、中国へ行った帰り、上海のホテルの部屋に腕時計を忘れてきた。帰国してから気づいたのだが、あきらめて問い合わせをしなかった。 家人は、ダメもとで電話してみたら、といっていたが、かつてホテルの予約をキャンセルする電話を入れたときの疲労を…

あれから2年か…

3月11日に何か書こうと思ったけれど、いったい何を書いていいのかわからなかった。 いや、書けることはいくらでもあるが、2年という時間が経って冷静になると、ますます書けなくなってきたような気がする。 じつは、どうしても関心が原発のほうにいってしま…

TPPのうさんくささ

最近の我が国をみていると、どうも危なっかしくてしょうがない。円安株高で巷はうかれているけれど、行く手には “ジョーズの大きな口” が待ちかまえているような気がしてならない。 心配のひとつはTPPである。菅内閣のときに、彗星のようにあらわれたこの「…

少年に巡り会う

油断したのがいけなかった。きっとスキがあったのだろう。うっかり、中国人小学生(中学年)の日本語指導を引きうけてしまったのだ。 成り行きとはおそろしい。たまたま用事があって、僕が所属する国際交流協会の事務所にいたら、とある自治体の担当者から電…

近況、概況

このところ公私とも忙しくて、すっかり更新の間があいてしまった。サイトを訪ねてくださった方にはお詫びいたします。 すみませんーー。 なんというか、物事というのは、動くときにはいっぺんに動くものなんですね。 ふりかかった「物事」は、体力的にという…