2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

石油は誰のものか(2)

すっかり中年の容貌になったトム・クルーズのヒット作、『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(ブラッド・バード監督/2011年)は、脚本の荒っぽさを割り引いても十分楽しめる作品だった。 物語後半の主要な舞台となっていたアラブ首長国連邦…

石油は誰のものか(1)

灯油を買いに行った。リッター82円だった。つい7〜8年前は40円ぐらいだったような気がする。いや、30円代になったこともあった(ような気がする)。 それを思うと隔世の感がある。 EUが、イラン産原油の禁輸制裁を発動するようだ。それに対抗して、イラン側…

余暇はよか?

フィットネスクラブは中高年のサロンかと思えるほど、僕がときどき通うその施設の会員は平均年齢が高い。平日ならそれも当然だろうが、土日の景色もあまり変わらないのである。 いったい若者はどこへ行ったのだろうか。まあ、若者の問題はまたあらためて考え…

部活と分かれ道

中学校や高校時代に運動部で身体を鍛えた人は、成人したのちもそういう部活をしなかった人にくらべて若々しく、中年以降の健康状態にも差が出る、というひとつの統計があるという。ーーそんな記事を、ちょっと前のWebのある新聞で見た。 そういう傾向がある…

グラフィック・デザイナーの憂鬱

前回、「クライアント」と打ち合わせをした、というようなことを書いた。 ちょっと反省している。というのは、このような “業界横文字” を使うときは、一瞬ためらいがあるからだ。ほんとうはあまり好きではないのだが、便利なので思わず使ってしまう。 しか…

仕事の要領

また京都へ行ってきた。仕事だ。たぶん。 クライアントの社長と会ってきた。でも予算の話しをしなかった。大丈夫だろうか、と、帰りの電車のなかでふと思った。 ずいぶんのんきな話しではあるが、お金の話しはなかなか切り出せないものだ。ほんとうはとても…

たまに心配になるエネルギー事情

冬だから寒いのはあたりまえなのだが、年々その寒さががまんできなくなってきた。すぐさま暖房に頼るので、よく家人にバカにされる。 家も古くなってきたので、あちこちスカスカしていて、少し風邪ぎみになるとダウンを着込んで家のなかを歩いたりする始末で…

走る人

駅伝の季節である。寒風吹きすさぶなか、裸同然のかっこうでよくがんばるなぁ、と感心する。 週に1〜2回通うフィットネスクラブには、ルームランナーに乗って走っている人がたくさんいる。その施設では、以前よりその手のマシンが増えたようだ。 各マシンに…

匿名社会に身を置けば

こうやって頻繁にブログを書いているけれど、こんなヨタ文でも見てくださる方が少なからずおいでるので、書く内容や表現には注意している。 ネットの世界では匿名性を利用したいろいろな問題が顕在しているが、少なくともこのブログでは、多少脚色することは…

本屋にて思う

外出すると、ついふらふらと本屋に入ってしまう。外国でも寄ってしまうので、かなりの依存症である。 通う本屋はだいたい数軒に決まっているが、あたりまえだが、どの店も売れ筋の本はだいたいおなじ品揃えである。 世相がストレートに反映される経済書や国…

ドリンクの誤算

詐欺に引っかかるなんて、世の中まったくドジな人もいるもんだ、と思っている人ほど危ないといわれている。 師走のある日、ウコンドリンクを20本買ってしまった。 10本買うと10本サービスします、と、販売員はいう。えっ? 半額やんけ。と、瞬時に思考回路が…

年賀状よもやま

あわただしい年末に、年賀状を書くっていう作業はほんとうに負担である。 かんたんに済ませてしまおうと決意すればそうできるのだが、自分が作っていておもしろくないものを、他人に送りつけるのは失礼だろう、と思うのである。 かつてグラフィックデザイン…

マヤ暦の終わり2012年。まさか…

新しい年になったからといっても時間は継続して流れているし、何かがリセットされるわけでもないのだが、少なくとも気持ちのうえでは「希望」をいだいて2012年を迎えたいと思う。 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 さて、…