たまに心配になるエネルギー事情

 冬だから寒いのはあたりまえなのだが、年々その寒さががまんできなくなってきた。すぐさま暖房に頼るので、よく家人にバカにされる。
 家も古くなってきたので、あちこちスカスカしていて、少し風邪ぎみになるとダウンを着込んで家のなかを歩いたりする始末である。
 生命線である灯油の値段も高値安定しているようで、冬場を越すのもしだいにお金がかかってたいへんになってきている。
 ガソリンも同様。かつてあんなにやかましかったガソリン税も、今ではまたあたりまえのようになり、やはり高値安定している。
 原発事故をきっかけに、国のエネルギー政策を疑問視する機運が高まっているが、人間が手に負えないもんじゅや再処理工場にムダなお金をつぎこむより、自然エネルギーを利用する政策に舵を切るほうがよほど確実である。
 この国が本気になって取り組めば、さほど時間をかけなくとも、世界をリードする自然エネルギー先進国になることはまちがいない。
 それまでは化石燃料に頼ればいいではないか。天然ガスはまだふんだんに眠っているし、石油だってオイルサンドなどから抽出する技術が確立されれば、埋蔵量は跳ねあがる。
 とにかく原発の事故はもう願い下げである。日常的に放射能の影から逃げられない世の中になってしまったが、福島第一は一刻も早く収束させてほしい。
 世界の人々はおそらく、日本中が汚染されていると思っている。小さな島国だから当然だろう。でも、このまま外国人が日本に来なくなったり、日本の農産物や加工食品が外国で売れなくなれば、日本にとっては相当な打撃である。
 放射能汚染された土壌やがれきを全国の自治体に分散して受け入れてもらう、という話しがあるが、これなどは汚染の拡散になる恐れがあるばかりか、決定的なマイナスイメージを世界にあたえてしまうだろう。
 こればかりは、“みんなで渡れば” 的な考えを捨てなければいけない。
 ーーとまあ、えらそうなことをほざいてみても、セルフのGSのルーレットでリッター1円引きが当たってもうれしいのであるよ。(-。-;)
(photo:降雪の翌日)