暑い夏と熱い夏
いろいろ書きたいことはあるのだけれど、最近はどうしても時事ネタにいってしまうのである。そればかりじゃつまらないけれど、やっぱり今は書いておかないといけないような気がするのだよなぁ。
で、安保法制がスルリと衆議院を通った。あとはアリバイ作りをして、参議院から衆議院にもどして再可決すればバッチリだ。もちろん粛々とーー。
「安保のときもPKOのときも国民は猛反発してもめたけれど、今じゃみなさん認めているじゃないですか……」などとアベはうそぶく。
彼独特の、イ音がエ音に近くなる口調で表現できないのは残念だが、よくもそんなことがシレっといえるよなぁ。
だいたい権力者側がいうことではないだろう。安保がなかった場合の日本が、どういう歴史を刻むのか検証ができないではないか。PKOもしかりだ。
だから、良かったか悪かったかはわからない。
アベはタカをくくって、な〜にこの国の愚民はすぐに忘れるのさ、と思っているから、9月には強行に成立させるだろう。
しかしじつは、それまでが楽しみである。
これまであまり政治的アクションをとらなかった人々や団体が、今回はたくさん行動を起こしている。そんな彼らが、かんたんに引き下がるとは思えない。
振り上げた拳の落としどころが、まだ見つからないはずである。
反対勢力が総結集して与党の議員先生方に、次の当選はない、と思わせるようなパフォーマンスを生み出せるかが、ポイントである。
暑い夏には閉口だが、熱い夏は歓迎だ。(-_^:)