どうしようもない人たち

 政治ネタはあちこちでいろんな人が書いているので、影響力のない一市民が何かいったところでチリかゴミのようなものだろう。むしろ市民が政治的な考えを明確すればするほど、この国では自分の立場を悪くしてしまう。
 しかしいわずにはおられない、というのもまた正直なところ。考え直せば、一市民が気軽に声をあげることが、ほんとうは大事なのである。
 ここ最近の自民党(および政府、内閣)をみていると、ホント笑ってしまうほどおかしくなっている。しかし、笑ったあとで凍り付いてしまうのは、ブラックジョークだからだろう。
 なにせ、毎日のようにアホな発言、行動が無尽蔵に出てくる、粗悪品を並べたデパートのようなものだ。
 自分たちが「変だ」と思っていないところが、まずもって変だ。なにせ、世襲議員や議員になるのが目的のエセ議員ばかりだからそれも当然。
 次に変なのが、変なことを変と思わない連中が多い、ということ。あるいは、思っていてもいわない。まれに発言する議員はいるが、ごくごく限られている。
 次に変なのが、都合の悪いことは「隠す」ことである。
 隠しきれずにときどき、不倫やスキャンダルが明るみに出るが、それは個人的なこと。組織的なことはグルになって隠す。
 追求されると、ごまかす、はぐらかす、すり替える、などとテクニックを駆使する。そして、形勢不利とわかると「隠れる」。
 その次は、自分たちは「国民」ではない、と思っていること。彼らの考えは「国民=下々」であり、自分たちは「お上」。
 その次は、だいたい皆さん人相が悪い。目が死んでいる。もしくは国民を見ていない。ぼくもそういう目で見ているから、そう見えるのであるがーー。
 さて、終戦記念日敗戦記念日)が近づいてきた。こんなことをいった人がいる。
 「戦争を知っているやつが世の中の中心である限り、日本は安全だ。戦争を知らないやつが出てきて、日本の中核になったとき、怖いなあ」
 このことばは、ほかでもない田中角栄がいったことばである。(-_-;)
(photo:台湾、九份にて)