飲む理由

 ビールがうまい。最近では、午後になるとソワソワするようになり、夕方にそなえて水分摂取を控えるようになっている。
 それ、よくないよ、といわれるが、我が身のためにそういう努力をしているのだから、かまわないでほしい。……いや、努力ではおかしいか。なんやろ?……バカか。
 自営の仕事はほとんど失業状態で、基本的には家にいるのだから昼間っから飲んでもいい状況だが、それだけはがまんしている。
 それは、矜持といってもいい。ま、矜持はおおげさかもしれないが。
 それにね、仕事もせずに飲む、ということに関しても忸怩たるものがあるので、いくらヒマな自営業とはいえ、一日ぼ〜っとしていてビールだけは飲む、ということも避けたいと思っている。
 したがって、仕事に関連した何かをやったとか、日本語関係の活動もしくは勉強をしたとか、あるいは家事に貢献したとか、人類に貢献したとか、何かしら「今日はこれをやった」というものがないと、ビールはやはり飲めないのである。
 こちらのほうが矜持としてカッコイイかもしれない。いや、そんなことを矜持にしては、矜持にしかられるかもしれないナ。
 しかし、夏場は「休肝日」ということばも忘れてしまう。
 休肝日をつくると肝臓がリセットするのか、次の日のビールがことさらうまいような気がするのだが、このところは毎日うまいので肝臓もヤケクソになっているような気もする。
 まあ、許してほしい。誰に許しを乞うているのかわからないが、飲むといっても第3のビールじゃないか。レギュラー缶1本、だいたい100円である。2本飲んでも200円だ。
 これがまた最近の製品は、ビールと変わらない味なのである。日本スゴイ
 かように第3のビールは、完全にビールの代替品の地位を確立したようだが、しかし、たまにプレミアビールを飲むと「う、うまい」と思ってしまう。さすがに違う。
 でも毎日は第3のビールで十分である。今日はブログを書いたので、飲んでもいいね。(^-^)
(photo:北海道、雨竜沼にて。2013年7月)