ドヤ顔のアホ面

 最近バカバカしいと思うのが、軽減税率である。2%をめぐってどこで線引きをするか、自公の攻防がつづけられている。
 消費税を10%に上げた場合の、現在の8%との差2%の綱引きをやっているわけだが、なんだか国民を舐めきった話しではないだろうか。
 10%に上げたときのことを平然と議論していること自体が、国民をバカにしているのである。
 たかが2%されど2%かもしれないが、軽減税率を導入するのなら対象品の税率をゼロにするのが本筋だろう。
 そうすると必ず、財源はどうするんだ、と、国の借金のことを心配する心やさしい国民が多数あらわれる。
 そんなこと、僕たちが心配してもしかたがない、国は借金を返済する気がないんだから。お人好しもほどほどにしないと、そのうち虎の子の預金を全部吸い上げられるだろう。
 軽減税率のくだらない綱引きをやっている場合ではない。それより、あのおバカな首相の外遊を止めたほうがいいのではないか。
 臨時国会も開かず、「丁寧な説明」も一切なく、国費を使って飛び立ち、アキエと手をつないでタラップを降りる姿が、あちこちの空港で目撃されている。
 そして、気前よくどんどんお金をばらまいているが、そんなお金どこにあるの? あなたのポケットマネーじゃないよね?
 大企業の手先となって、原発や武器を売り歩く姿は「外交」ではない。情けない、としかいいようがない。
 福島をどうするのか。沖縄の反政府感情はあれでいいのか。安保法制についても、もっと丁寧に説明しろよ。
 やっていることはすべて、来年の参議院選選挙対策だろう。軽減税率で自民党に譲歩させた公明党の「ドヤ顔」は、「アホ面」に見えてしかたがない。(-。-;)