苦節一ヶ月、ブログ再開

 今月2日まで、約一ヶ月間富山の某会社に通った。
 毎日早朝の電車に乗って、帰りは夜だった。規則正しい生活は、最初はつらかった。でも、一週間で慣れた。
 オレもやるときはやるんだぜ、と自負心が目覚め胸を張った。
 しかし、週末はクタクタになった。トシを感じ、その自負心もヘナヘナとしぼんだ。胸を張りすぎたせいか、駅の階段から足を踏み外しそうになった。
 ーー某会社で、ベトナム人女子10名に日本語指導をした。
 毎日、朝から夕方まで。交代要員はいない。そこのところはつらいが、穴はあけられないので体調維持に努めた。
 帰宅後は明日の授業の準備に追われる。土日には、次の週のカリキュラムを立てて準備する。その合間に町内会の雑事やたまった家事をこなし、さぼれない会合に出る。
 そして、あっという間に日曜日の夜となる。それを繰り返してきた。
 事情がわかっている人からは、え〜マジで? といわれる。ふつう、週担当40時間はありえない。せいぜい20時間だ。小中学校の先生だってそうである。
 また自負心が目覚める。しかしもう胸は張らない。
 楽しいでしょ? と、事情を知らない人からはそういわれる。もちろん、毎日が楽しくてしかたがない、と答える。なにせ相手は若いベトナム人女子だ。
 まあ、半分は正解だ。しかし、何も「若い女子」だからではない。女子は女子のめんどうくささがある。本音をいえば、男子10名よりも華がある。それは、異性だから当然である。
 期間限定だから、無事任務を終えることができた。疲労がオリのように溜まった。しかしけっして不快な疲労ではなかった。
 若いエキスをもらった、などという赤面するようないい方はしたくない。だいいち、アンチエイジングにさほど興味はない。トシ相応でいい。
 しかし、ベトナムという「若い国」をこれから支えていく、若い彼女たちの希望に満ちた顔を見て過ごした一ヶ月は、何物にも代え難い。(^^)
(photo:谷中銀座にて)