怒濤の睦月

 ありゃ〜、という間に1月も終わりだ。
 正月から雪が積もり、寒さがゆるんで屋根雪がドサドサ落ちてくるように、仕事や雑事が束になって身に降りかかってきた。
 今年の最大の雑事は、何といっても町内会である。年が明けると同時に役員が入れ替わるのだが、実際には、先週の定期総会を経て新執行部がデビューしたのである。
 オレのところにまだ電話がかかってくるよ〜、と前町会長はぼやいていたが、世間の切り替えはゆっくりだ。元旦からすぐには変わらない。
 パワフルで面倒見のいい町会長だったから、ゆっくりフェードアウトしていってほしい。
 さて、町内会の話題は事欠かないので、それはまた今年一年折をみて書いていこうと思う。
 最近やはり、どうしてもISIS(いわゆるイスラム国)の動向から目がはなせない。人質になっている日本人は他人事ではない。何とか助かってほしい。
 近年になって世界が大きく変わってきたように思う。
 アメリカの内部崩壊、EUの行き詰まりと極右の台頭、イスラム圏の混沌、中国の影響力……など、地球規模で国境に関係なく世界が変わってきている。
 そのなかでの日本はどういう位置なのか、ということが我々には見えていない。たぶんにマスコミのせいもあるのだろうが、日本人自身が身のまわりのことで精一杯、ということも影響しているのだろう。
 たとえば、アベシンゾー政権は、世界からは右翼政権(場合によっては極右政権)とみなされていること。また、日本自体がアメリカの属国として見られていること。
 世界第3位の経済大国として、我々が思っている以上に世界からは注目されている。
 戦争ができる国へと大きく舵を切ったアベ政権は、国内でも重大な問題をはらんでいるが、世界の国々もその動向をきちんと見ている。
 そのあげくの人質事件である。国外から日本を見る視点を持たないと、自分たちの国の立ち位置や行く末を見誤ってしまう。
 それは、インターネットをのぞけばかんたんに解決する部分もあるが、言語はやはりそうとうな壁である。
 もっと英語を勉強すればよかったとは思うが、これから日本語が国際語になる可能性は……限りなくゼロだろうなぁ、というところがくやしい。(-_^:)