(欠陥)人材の宝庫のあの党

 よくもまああんなヤジを飛ばすなぁ、と思った。
 人格に「?」がいくつもつく政治家がのさばるなか、またまたやってくれましたねぇ。欠陥人材に事欠かないところが、さすがJ民党。
 ごていねいに、件のヤジおやじ議員は事前にウソまでついて隠蔽をはかったのだから、お粗末である。人格をうたがわれてもしかたがない。
 しかし、中傷された女性議員にとっては心痛このうえないことだったろう。プライベートなことに土足でズカズカ踏み込まれたのだから、もっと怒ってもよかったのではないだろうか。
 ヤジ議員は辞職しかないのではないか。そうしないと、青少年に示しがつかない。彼に投票した人たちももっと怒るべきだろう。
 日本は「男尊女卑」の観点からみれば、最下層クラスの後進国、といわれている。恥ずべき評価だ。
 でも、男でよかった、と思ったら大まちがいである。
 いうまでもなく、人口の約半分は女性である。その女性の能力や意見が生かされない社会は、地域や国の発展にとっておおきなマイナスである。
 また、バランスの悪い社会ともいえ、結局は男性にとってもマイナスといえよう。
 人は、持って生まれた性格がなかなか変わらないように、身に染み込んだ価値観や見識もちょっとやそっとでは変えられない。
 いくらリベラルに処してきても、この社会で男である以上、どうしても死角になって見えないことが必ずあるものだ。
 そういう意識を持って言動に注意しないと、どこかでボロを出すのである。そして、そのボロが許容範囲であれば(男側の甘えかもしれないが)、価値観や見識を微調整していけばいい。
 しかし、人を貶めたり恥ずかしめたりすることは、あまりに品がない。自分の愚劣さを宣伝しているようなものである。( -_-)
(photo:福井県部子山山頂(1464m)。視界なし。小さな虫がブンブン飛んでいた)