親分のためにガンバル

 だいたい世界最強ダントツの軍事力を持つ国に、誰が攻め込むというのか。逆に、戦争を仕掛けて他国を攻めるのは、いつもあの国ではないか。
 イラクアフガニスタンを攻撃したけれど、何ら大義名分はなかったじゃないか。いや〜すまん、では済まされないのである。
 そんな国の手先になって戦争をしたがっているアベシンゾー一味。
 「手先」だぜ。手羽先ならおいしいけれど、見上げた、じゃなく見下げた奴隷根性である。
 イギリスなんかは、バカで粗野な弟と組んだばっかりに、イスラム圈から完全に敵視されているではないか。
 我が国もイラクへ出かけていったけれど、給水支援など直接戦闘に加わらなかったから、イスラムの人々からの信頼がかろうじて保たれたのである。
 今や世界一の信者をかかえるメジャー宗教を敵にまわすなどというのは、愚、というか狂気の沙汰である。
 「目には目を。歯には歯を」が教典のおしえにある、ということを忘れてはいけない。「歯には入れ歯を」なら、事は穏便に済みそうだが……。
 で、軍事オタクたちは、安保で日本を守ってくれているから、そのご恩に報いなければいけないと考える。
 地球のどこまでも出かけていって、親分の命令一下、勇敢に先陣を切る。サムライだろ?特攻精神があるだろ?
 というわけで、従順な手羽先として使われるのである。
 ま、あのはた迷惑な覇権国家にとって日米安保は、アジアににらみを利かすための手段にすぎないのだ。
 しかし、日本の戦争屋たちもバカではない。もちろん計算し尽くしているわけである。自分たちの利益のために。
 ーー集団的自衛権。なんだか実態がよくわからないことばだが、「自衛」というよりも、アメリカの子分になって戦争できる権利、といいかえたほうがわかりやすいだろう。(-.-#)
(photo:パタン市コカナ村にて)