戦いの日々

 朝5時半に起きて毎日通勤する、なんてことは初めてである。むろんスポット的にはそんな経験もあったことはあったが、電車の定期券を買ってまでのことはなかった。
 しかしなにせこんな時期(厳冬期)なので、毎日ちゃんと定刻どおりに電車が動くか心配である。
 最近のJRは以前より遅延や運休が多いような気がする。とにかく風にはめっぽう弱い。国鉄時代(古いな)は風雪などものともせず、ガシガシと力強かったような気もするがーー。
 とりあえず、となりの県まで通うので明日の天候や朝の最低気温、風などを前の晩にチェックするのが日課となった。
 今回の相手はネパール人技術実習生5名。この日本の「実習生制度」は問題点が多く、それにつながる関係のなかで仕事をすることにいくぶん忸怩たるものもあるが、自分の好奇心には勝てなかった。
 そういうわけで、日本語づけの日々がはじまった。朝から晩まで。こちらもつらいが、異国の地で学ぶ彼らもそうとうな精神力だろう。
 音を上げるわけにはいかない。代用教員はいないのである。
 戦いははじまったばかりである。(-。-;)