うかれポンチな人々

 ときどき無性に寿司が食べたくなる。にぎり寿司ではマグロも好きだが、トロを食べた記憶がない。たいていは赤身でがまんする。
 ていうか、高価なトロをあえて食べたいとも思わない。たぶん権力者や富裕な方たちが食しているのだろうが、そういう層の人たちのなかには、「吐露」が大好きな方々もいる。
 「トロ」ならおいしいが、「吐露」は時と場合によっちゃあ非常にマズイ。
 先ごろ、ナチスを引き合いに出して持論を展開した、一回失敗した(失政か…)元総理もその一人である。今だに権力の中枢にいらっしゃるのでたちが悪い。
 そのうち何か口走るのではないかと、楽しみにしていたら意外と早い時期にのたまわれた。
 きっと吐露が大好きなのだろう。イカやエビ、タコなどには目もくれず、ひたすら高級魚、マグロのトロなどにうつつをぬかしておられるのでしょう。
 トロは脂がのっているという。さぞかしお口のほうもなめらかになるのでありましょう。
 それにしてもナチスはいけませんね。今のドイツとナチスは別物だ、というのは世界の認識だが、大日本帝国と今の日本は別物だ、と思われているかというと、少なくともアジア諸国はときどき疑いの目を向ける。
 またお隣の国にいわれますぞ、歴史を勉強しろ、と。
 この調子でいくと、J民党からはトロ、じゃなくて、吐露が続出するでありましょう。楽しみである。トロにはなかなかありつけないが、吐露も大好きだしちょくちょくありつけそうである。
 さっそく、党の役職女子と女子閣僚が、例の物議をかもす神社へ参拝に行くという。最近は女子もけっこう右折しますねぇ。
 まあ、「徒労」に終わらないようにね。(O_O)