道具を使う

 いやはや今日も「Dog-day」である。猛暑。犬も舌を出してバテるような日のことらしい。こう暑いと、山へほうへキャンプにでも行きたい。
 子どもが小さいころはよく出かけたものだが、いつのまにか遠ざかってしまった。テントをかついでの山岳キャンプも久しい。
 もうキャンプ道具一式背負って歩けないかもしれない。キャンプ山行用のザックもカビがはえているかもしれない。しかしなさけないけれど、50〜60リットルの大容量は今自信がない。
 そんなキャンプ道具たちは、ガレージにしまわれたままである。
 ところで、僕は昔から「袋もの」に執着する傾向があるらしい。たとえば、日帰り用のデイパックは5つほど持っている。「ほど」ではなくきっちり5つだった。
 もちろん町用のタイプも含めてだが、これがどうも家人には理解できないらしい。どうして理解できないのか、僕には理解できない。
 用途べつにいつのまにか5つになってしまったわけだが、近ごろはプロダクツも多種多様になり、それにブランドごとの特長もあって、ついつい手を出してしまうのである。
 ところが、靴はそうもいかない。たとえば登山靴などは、ふつうは何足も持つことはない。ハイキング用と縦走用、積雪期用を使いわける必要はあるが、自分の足に合った靴がそうもそうも見つかるわけではないからだ。
 しかし僕はコレクターではないので、腕時計なども好きだけれど集めたりはしない。道具だから、やっぱりしっかり使いたいからである。もっとも、いいなと思う腕時計は、高価だから買えないが。
 以前は、山用品といえば欧米のメーカーのものにやはり「一日の長」があった。値段も少し高かった。でも最近は、日本や韓国のメーカーも遜色がない。
 そういえば、「オスプレイ」というアメリカのアウトドアブランドがある。僕は持っていないけれど、欠陥があるとはきいたことがない。(¨;)
(photo:タカネヤハズハハコ。立山にて)