京都へ行った
クルマの運転はきらいじゃないが、大都市やその周辺を走るのは苦手である。
最近のクルマはナビがあるので、車線変更や交差点であわてふためき手に汗にぎることも少なくなったが、それでも大都市圏の交通量は十分うっとうしい。
たとえば、北陸自動車道から東名高速道に入った場合、一気に緊張が高まり、気持ちは戦闘モードに移行する。当然、聴いていたラジオ(または音楽)は消音し、同乗者には緊急以外の発言を禁止する。
ーーと、そこまで神経質ではないが、僕のような田舎道ドライバーは、疾走するヌーの群れに紛れ込んだウサギ状態になるのである(よくわからんね)。
ナビがあればいくぶん緊張も緩和されるが、ナビの女性にもう少しコミュニケーション能力があればなおうれしい、などといつも思う。
だいたい事務的だし、単調な道になると彼女はおし黙ってしまうので、つまらないのだ。その日の気分で、いろいろなタイプの女性を選べると運転も楽しくなるんだがなぁ。
ナビの話しですよ。それ、日本の技術をもってすれば必ずできると思うがなぁ。あ、これ以前書いたかもしれない。
じつは、先日京都へ行ってきた。連れがいたので、クルマにしようか一瞬迷ったが、結局電車にした。
駅に出向いたり、荷物をかかえたりと、電車もそれなりにめんどうである。しかし、クルマでは絶対できないことが許されるので、長距離になると、僕にとって電車は「東の横綱」である。
帰りの京都駅では、電車の時間まで多少あったのだが、はやる気持ちを抑えきれずホームに出てしまった。
さすがに12月の風は冷たく、拙速な行動をいささか後悔したが、この時期は買い込んだビールがぬるくなる心配もないので、自分が寒さに耐えるだけで済むのである。
そうなのだ。ビールと駅弁を買い込んで、車内でプシュ。これはひとつの「至福の瞬間」ともいうべきものではないか、と密かに思っている。
缶ビールを2本飲んだせいか、まもなく爆睡してしまった。あやうく、降りる駅を乗り過ごすところだった。
京都へは仕事だった。正確にいえばまだ正式受注ではないが、至福の時を過ごすことができたので、とりあえず了とする。
あ〜、今日は脈絡がなかったなぁ。(^。^)
(photo:仁和寺にて)