ことばを失った日

 ただなすすべもなく、TV画面に釘付けになっている。自国の、想像を絶する災害を異国で見ることになろうとは。
 時間経つのも忘れて、次々と明らかになる被害状況を呆然とながめているだけで、声も出ない。
 心配なのは原発である。世界中で500基を超える原発が稼働するなかで、いつかチェルノブイリ級の事故が再び必ず起こる、と思っていたが、まさか……である。
 地震津波の被害に遭われた方々には、かけることばがない。天災とはいえ、天を呪いたい気分である。
 しかし、原発事故は人災である。未曾有の災害とはいえ、放射能事故だけは広範囲に、また、長時間にわたって影響が及ぶので、絶対に避けなければいけない。
 よくもまあ、この地震列島に55基もの原発を稼働させているものだ。
 今日は、このブログのタイトルのような「瑣事」を書く気持ちにはなれない。早くまた「瑣事」をチマチマと書きつらねられるようになりたい、と思いつつ、今日はこのへんで。(×_×)