ビールとワインの周辺雑事

 ワインを買ってきた。まだ開けていない。でもじつは、早いところ飲まないといけないのである。
 わけあって、学生たちと寸劇の練習をしている。それは、後日この欄で書こうと思っているので詳細ははぶくが、その劇でワインが小道具としているのである。空瓶でいいんだけど。
 ビールの次に好きなお酒はワインである。しかし、このところ風邪ぎみでお酒がおいしくないのである。一日で唯一の楽しみを奪われているのだ。
 ここ2〜3日、急に寒くなった。昼間はさほどではないが、朝晩は冷えるようになった。今日はじめてセーターを出した。
 急に寒くなった、というような記事を一ヶ月以上前に書いたが、その後ずいぶん暖かい日がつづいてきた。地元の人は、今年は秋が長い、といって喜んでいた。しかし、そんな秋ももう終わりそうである。
 寮の部屋の暖房設備は、出力が乏しいエアコンが一台あるだけだ。しかも中国の建物はやたら天井が高いから、まったく役に立たない。と、先輩の先生方もいっていた。
 冬は暖房のきいた部屋で、コタツに入ってビール。そんな至福の楽しみなど、もちろん今は幻だ。
 コタツはやむをえないが、寮に帰ってのプシュッと一杯はどうなるのか。そのことを考えると夜も眠れない。どうすればこの難問をクリアできるのか、寝不足の空っぽ頭からはさらに妙案が出てこない。
 さて、ワインの話しだった。このワイン、中国産である。ちょっと心配。でもしかたがない。本場ヨーロッパのワインがなかなか見あたらないのだ。
 じつは、ビールやワインに合う酒のつまみにも、思わずニヤリとするものがないのである。ソーセージやハムの類は、中華圏のものはまったく味がちがう。チーズなどの乳製品もあることはあるが、高価だしべつの問題がある。牛などの家畜の飼料にまぜる抗生物質がとても多いらしいのだ。
 さきいかやナッツなども品が豊富である。しかし、中国人はそれらを酒のつまみとして摂取していないような気がする。
 そんなお寒い事情である(僕にとって)。で、ワインにはまったく期待していないが、今晩寝る前にちょびっと飲んでみようか。と思ったが、コルク抜きがないことに気がついた。(;O;)
(photo:学生からもらったお菓子。どんな意味? ときかれたが…)