何とかしてほしいセンセイ
本来このブログで書くつもりはなかったことのひとつが、政治的なことである。しかし、トラブルの当事国にいると、文句のひとつもいいたくなるのである。
尖閣問題が、依然としてくすぶりつづけている。日本側のおそまつさが、またも露呈している。加えて昨今の外務大臣の不用意な発言である。
いったい日本は、中国にたいしてどういう外交をしようとしているのか。今の菅内閣はさっぱりわからない。まったくもって稚拙、といわざるをえない。
何も僕は中国の肩を持つわけでは毛頭ない。そういえば、最近とみに毛頭がなくなって……またちがう話しに行きそうである。話しをもどす。
さて、中国の傲慢な態度も理解できないが、子どものような日本の外交は目をおおうばかりである。対中国にかぎらない。最近では、ロシアにも差し込まれている。
そのうち中国は、琉球もむかしは中国領だったといい、ロシアは、北海道はかつて陸つづきであった、などと詭弁をろうして領有権を主張しかねない。そうなると韓国も黙っちゃいない。竹島はおろか、最近では対馬をターゲットにしている、ときく。さらに、便乗して北朝鮮も、何かくれ、といい出すかもしれない。世襲もうまくいきそうだし。
外務省のアメリカべったりの姿勢を大急ぎであらためないと、ほんとうに日本は世界中からバカにされてしまう。日本にしかできないことがあるはずなのに、いつまでたってもアメリカの顔色ばかりうかがっている。
大統領選挙のたびに、世界中に影響力が強いとはいえ、他国の内政をメディアがこれだけ大きくあつかう国もめずらしいのではないか。
日本は、もっと志のある首相が出てきてほしい。A部首相からずっとこのかた、すごろくじゃあるまいし、首相になったら上がり、の人たちばかりである。
むかし嘉門達夫の歌のなかに、政治家を揶揄して、「わたしもセンセイと呼ばれたい」というフレーズがあった。
おっ、僕も今、一部から「先生」とよばれている。胸板が薄いので少し胸を張ればよさそうなのだが、どうもすぐに折れ曲がってしまう。せいぜい「センセイ」と嘲笑されないようにしたいものだ。(^_^;
(photo:佇まいがステキでした)