63という数字と今日

 僕はいろいろな木を植えている。種類がたくさんあるので、育つ早さもそれぞれちがう。勝手に育つ木もあれば、保護して手をかけないと育たない木もある。
 そして、ちょうどいい頃合いをみて一本づつ伐ってしまう。べつに惜しくはない。そのために植えたのだから。今日も一本切るのである。
 このブログをはじめたときには、いつまでネタが持つのかずいぶん心配した。きっと10回ほどで枯渇してしまうだろう、と思っていた。まあそのあとは、テキトーに写真を貼って、朝起きてからのできごとでも書こうか、と思っていた。
 しかし、毎日まいにち変わったことなど起こるハズはないので、すぐ行き詰まるのではないか、と思っていた。そのあとはどうしよう、と思っていた。というふうに、ずいぶん思ってばかりいた。
 それで、あまりに思ってばかりいたら、僕の空っぽ頭も重くなってきたので、連載10回をめざして書きはじめた。
 ところが、数えてみると今日が63回目である。軽く10回を越えてしまった。おかしい。こんなハズではなかった。いつでも日記に衣がえする用意はあるのだが、つまり、木を植えはじめるとずいぶん楽になった、ということだ。あちこちで種や苗を拾ってきて、大切に持って帰って植えるのである。
 これはやはり「たまたま」(10月13日の記事参照)ではない、ということかもしれない。
 このサイトは、家族と若干の友人たちがときどき見てくれればそれでいいや、と思っていたのだが、いつのまにかかなりの方が見てくれるようになりました。(ときどき丁寧体になります)
 ほんとうにありがとうございます。やはり、わざわざ立ち寄ってくださる方々がおられる以上、読むに耐えうるものにしていきたいと思っています。
 今日は、台風の影響で朝から土砂降りである。午前中、学校で仕事をしたのだが、わずかな出勤距離でズボンの裾がびしょ濡れになった。これから風が吹くのだろうか。
 でも、僕の木は倒れないのである。バックヤードにはたくさんの木が……アレ? おかしい。もうないの? (/_;)
(photo:秋のバス遠足の日は強風だった)