開店/本格営業

 9日1日の記事について訂正をひとつ。
 後半部分のエピソード。「H」は名詞でも使う。〈な形容詞〉(形容動詞)での使用のみをとっさに考え、学生への回答が正確ではなかった。
 しかし、この訂正をどうやって学生に伝えようか迷っている。Hの名詞での使用例を考えるとロクなものが出てこない。わざわざこの手の話題を持ち出すと、また困ったことになるしなぁ。まあ、折を見てということにしようと思う。
 以上、これは先輩のY先生におしえていただいた。もちろん先生は紳士なので、例まであげることはなさらなかったが。新米日本語教師の失点である。じつをいうと、日々失点だらけなのである。でも、失点は挽回できるが、汚点をつくらないよう気をつけたい。とりあえず学生諸君すまん。
 さて、学校は9月1日から新学期がはじまった。
 新しく3クラスがスタートした。地元のL大学とK専門学校からあずかった学生たちが、各1クラス。そして、学校の募集に応じて入学してきた学生のクラスが1つ。ほとんどみんな寮に入るので、校内もずいぶんとにぎやかになった。これからが本番だ。
 日本人教師の魂胆は、ひとりでも多くの若者に恩を売って……訂正、日本好きに仕立てあげ、世に送り出すこと。しかし、お台所は火の車。自転車操業。教師の数がギリギリのため、いきなり教案づくりに追われている。Hどころではない。HB(Hard&Busy)だ。
 そして、学校の食堂もはじまった。早くも、あそこのはおいしくない、という口の肥えた学生もときどきいるが、衛生管理がワリとしっかりしているので、僕はときどき利用する。油ギタギタはしかたがないけれど。
 ではこれから教案をつくります。(-_^:)
(photo:いやになるほど勉強できる学舎の門)