無関心ボケのツケ

 日本人は「平和ボケ」だ! 中国が攻めてきたらどうするんだ! 北朝鮮から爆弾が飛んでくるぞ! 辺野古に米軍基地は必要だ!
 などと、右寄りの方々はおっしゃる。また、同調する国民も少なくない。しかし、まともな外交をしている限り、そんな話しは荒唐無稽だ。
 むしろ日本人は、平和ボケならぬ「無関心ボケ」である。
 たとえば、富山県で明るみに出た不正議員たち。どこかの “号泣県議” が氷山の一角となって以来、いよいよ全国で噴出しそうである。
 政治にも選挙にも無関心。誰がやっても同じじゃない? と、したり顔をしていたら、政治家はどんどん劣化、気がつけばせこいワルがハバを利かす世の中になってしまったのだ。
 政務活動費の不正受給は底なしの様相である。引退した過去の議員も、洗い出さないといけないのではないか。
 不正議員にも、実績や功績は多少あるだろう。それさえ吹っ飛びかねない、まったく頭が悪い連中である。
 地方だけではない。国会ではアベの所信表明演説で、スタンディング・オベーション。あなたたちが嫌っているどこかの国を彷彿させて、気持ち悪い。……もちろん、与党議員ですけど。
 総裁任期延長? 憲法改正? そんな場合じゃないでしょうが。国民のほとんどはそんなに関心ないんだからね。
 民進党もなんだかねぇ。蓮舫に期待? いやいや、お友達で周りを固めてはいかんでしょう。
 NO田の幹事長はないわ〜。今のこの国の体たらくを招くことになった張本人が、シレッと復活していいのかい。神経はロープだ。
 まあ、そこらへんをちゃんと総括しないところが、あそこの最大の弱点である。これでは当分支持率も上がるまい。
 というわけでまだまだ続く、のがおもしろいドラマならいいが、身も心も懐も凍るアベ劇場じゃあ、まったく笑えない。(;O;)
(photo:大日ヶ岳頂上にて。1709m)